弁護士紹介 弁護士 和泉 貴⼠

弁護士 和泉 貴⼠

いずみ たかし

東京弁護⼠会所属

ごあいさつ

10年以上前から自死問題自殺対策に取り組んでいます。自死遺族支援弁護団という弁護士団体の取りまとめ役を務めています。過労自死事件に関しては弁護士になった直後から過労死弁護団の一員として取り組みを続けてきました。得意分野は労働・社会保障領域(労働事件全般、障害年金、生活保護など)、自死に関連して発生する民事事件(不動産賃貸、生命保険、いじめ、医療など)です。

家族や近しい人の自死に直面したとき、まず何をしていいのか分からない。そういった悩みを持たれる方は少なくないと思います。まずはご相談いただき、一つ一つ課題を解決していくお手伝いができればと思います。

私自身も自死遺族であるため、当事者と専門家の両方の視点を使い分けながら活動を行うよう意識しています。当事者目線で当事者にとって本当の意味での解決とは何なのか、私自身、当事者とともに悩みながら日々事件処理を進めています。

取扱事件に精神医療が関連することが多いため、通常の弁護士と比較して精神疾患に関する知識・理解も豊富です。

自殺対策や社会保障全般について現代社会が抱えている問題点を明らかにし、少しでも日本社会が変わる契機になればと思っています。

なお、所属事務所が労働事件全般を扱う事務所であったため、労働事件全般について多数の取扱経験があります。お気軽にご相談ください。

略歴

1993年 3月東京学芸大学附属高校卒
1999年 3月中央大学卒
2008年 12月弁護士登録
八王子合同法律事務所
2018年 7月弁護士法人まちだ・さがみ総合法律事務所
http://www.machisaga-lo.jp/

所属団体・役職

2012年日弁連自殺対策プロジェクトチーム
自殺総合対策東京会議委員
2018年 12月仙台市中学生いじめ自死事件第三者委員会委員

著書・論文

2011年 12月「国・船橋労基署長(マルカキカイ)事件」(労働判例)
2012年 3月「公務の業務委託化とたたかう!」(労働法律旬報)
2012年 4月「会社執行役員と労災保険法上の労働者」(ジュリスト)
2012年 8月「賃貸物件内での自殺を原因とする損害賠償請求の社会問題化と近時の傾向」(消費者法ニュース)
2012年 10月「自殺問題と法的支援 法律家による支援と連携のこれから」(日本評論社)
2013年 10月「自殺対策のこれから 座談会 「自殺問題と弁護士」」(自由と正義)
2014年 9月「年金・児童手当などの入金口座差し押さえに対する防衛手段」(中小商工業研究)
2018年 12月「労働者性概念のゆらぎと労働時間把握義務への影響」(公益社団法人大原労働科学研究所 労働の科学)
2016年 6月「労働相談実践マニュアル ver.7」(日本労働弁護団)
2021年 11月「弁護士によるネットいじめ対応マニュアル」(エイデル研究所)

講演・セミナー

2019年 3月「語って人とつながる居場所を~若年層の生きにくさ」(民間相談機関研究協議会第32回都内相談機関研究協議会)
2021年 9月公益社団法人日本精神神経科診療所協会第27回学術研究会 
精神科医療と自死遺族会との連携―失われた命から学ぶ
随時開催多摩いのちの電話スタッフ研修会、自治体ゲートキーパー研修等

メディア掲載履歴

2010年 9月「自殺の遺族語り合う場」(読売新聞)
2010年 11月「自殺者遺族:支援で弁護団 賠償トラブル対応--全国で初」(毎日新聞)
「自殺の遺族、支えたい 弁護団発足へ」(毎日新聞)
2010年 12月「自殺者遺族相続放棄知らず返済 期限過ぎ不申請も」(毎日新聞)
2011年 2月「自死遺族悩み相談して 弁護士ら法的支援の動き」(読売新聞)
2011年 9月「賃貸住宅で自殺 遺族に賠償請求 8日から控訴審」(毎日新聞)
「自殺者の遺族支援を 八王子弁護士らが電話相談」(朝日新聞)
「賃貸住宅で自殺「家賃下がった」 遺族への賠償相次ぐ(朝日新聞)
2011年 11月「自殺で大家から課題請求 遺族らにセミナー」(読売新聞)
2011年 12月「訳あり物件、意外な需要 入居者の自殺・孤独死」(朝日新聞)
2013年 2月「自死遺族向けあす法律相談」(東京新聞)
2013年 7月「生命保険金支払い求め、自殺者遺族提訴」(毎日新聞)
2013年 8月「パワハラと長時間労働の魔窟で死を選んだ社員たち 遺族に寄り添う弁護士が説く「心を壊す職場」の罠」(ダイヤモンドオンライン)
2014年 4月「アニメ制作過労自殺 労基署が認定 カルテ「月600時間」(日本経済新聞、東京新聞、読売新聞、共同通信等)
2014年 7月「アニメ現場つらすぎるよ」(しんぶん赤旗)
2014年 8月「ブラック企業大賞ノミネート 死に至る職場の給与明細」(FLASH)
2014年 9月「男性会社員の自殺、パワハラなど原因と労災認定」(共同通信、日本経済新聞、東京新聞)
2016年 5月「弱い人を守りたい!弁護士は何を目指すかで決まる!」(プレジデントオンライン)
2016年 6月「1000万円も…賃貸住宅での高額賠償請求 権利保護シンポジウムで議論」(毎日新聞)
2016年 9月「語って人とつながる「居場所」を」(こころの友)
「自死は、向き合える」(岩波書店 世界)
2017年 7月「神様が私にしてくれたこと」(キリスト教放送局FEBC)
2018年 8月「消えたデータがよみがえる!?“デジタルフォレンジック”の光と影」(NHK クローズアップ現代+)
2018年 9月「LINEで部下をうつ病にする上司」(ウェッジインフィニティ)
2020年 12月「自死予防 遺族支援の現場から」(しんぶん赤旗)
2021年 3月「花谷寿人の体温計 つながりを選んだ人」(毎日新聞)
2022年 3月トヨタ、パナソニックも得た教訓 人権意識向上待ったなし、まず隗より始めよ(日経ビジネスオンライン)

講演の様子

2018年10月22日開催 第7回 自死遺族等の権利保護シンポジュウム

2020年9月11日・12日開催 【SDGs】日本・ポストベンション・カンファレンス 第3回分科会